2018年08月31日

【長谷川コラム】競合店の視察に果たして意味はあるのか?

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飲食店の経営者はとにかく視察が大好きです。

様々な理由をつけて他店を視察します。

激しい方は全く関係があるとは思えない業態、例えばキャバクラとかショーパブも視察と言い切って通います。

さて、この視察。

視察というくらいだからお店に還元されるものを得るために行くのでしょう。

私は思うのですが、実際に役に立つ視察ってあるんでしょうか?

殆どの場合、何もフィードバックがないような気がしてなりません。

ただ単に飲みに行きたいのを視察と言えば仕事になるからそう言っているだけだと思うのです。

もちろん、役に立つ視察もあります。

それは、出店の為の視察です。

既存店の改善のための視察ではなく、新規出店の為の視察。

これは私もします。なぜなら新規出店なら色々変更が効くからです。

既存店は変更が効きません。

うちの店は調理器具が三口コンロ、フライヤーしかありません。

視察先のパスタが美味しかったからやろうと思っても、設備的に不可能です。

結局真似しようと思っても、商品化まで至らないのが殆どだと思います。

では、どうするのがいいかというと、読書です。

私は月間食堂、専門料理、料理王国、プレジデントは必ず目を通しています。

それに加え、臨時で発行される専門誌やビジネス書は読んでいます。

そこからうちの店ではどう活かせるか考え、落とし込みます。

視察と読書の違いは、頭を使うかどうかです。

視察は大抵飲みますよね。連れの人もいる。

すると頭が働かなくなるんですよ。

だから覚えていることは、美味しかった、繁盛していた、くらいのレベル。

これでは全く身にならないし、経費の無駄遣いです。

本を読んで勉強して、それを確認するための視察ならいいかもしれません。

私は気になるお店に行くときは、割り切って楽しむようにしています。

お家に帰った後に、振り返ります。

あの料理はどうだった、接客はどうだったとか。

お店の中では目くじらは立てません。

おきゃくさま目線でいるように気をつけます。

時々いるんです、同業者でギラギラお店を観察している人。

怖くてですね、やりづらいです。

大抵そういう人は批判だけして終わるんですけど。うちのほうがすごいとか、なぜ繁盛しているかわからないとか。

そうなっては結局その場も楽しくないし、お金だけ浪費して終わります。

だから、私は視察よりも読書をおススメします。

特にお金のない修行時代は。

本は1500円で本当に勉強になります。

視察は時には数万円使って酔っぱらって収穫ナシとかざらです。

命と同じくらい貴重なお金をそんな使い方したらもったいないです。

人脈が出来るから、決して無駄ではない!と声を荒げる人もいるでしょう。

確かにその通りです。

でも私は、人に会いに行くよりも、人が会いに来る、会いに行きたくなるお店を作っていくほうが好きです。

先日来てくれたから行く、という理由よりも、料理はおいしいし大将の人柄がいいから行く、というほうが嬉しいです。

私の好きな藁焼きみかんさんの大将は、まさにこんな感じでいつも大勢のお客様や同業者であふれています。

目標はこれです。外回りで人を集めることは、私はやりません。

以上、視察より読書がおススメという記事でした。




posted by 長谷川 諒 at 20:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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