最近、なんだか行き詰った感じがして、こういう時は初心に帰ろうと思い20歳くらいの時に穴が開くほど読んだビジネス書を再度読み直しました。
その本は、中谷彰宏さんの”入社3年目までに勝負がつく77の法則”。
先生の本は正直言って後半は似たような内容で面白くないものも多数ですが、初期の若いころの作品は傑作がいくつもあります。
中でもこれはマイベスト。
現代の若者にはパワハラと言って辞職届を渡されそうな厳しい内容が沢山書かれています。
最近、本当に世の中は変わったな、と思います。
私はまだ28歳で若いと言われることも多いですが、自分ががむしゃらに働いていた20歳くらいの時と最近の空気は全く別物です。
当時は怒鳴る、怒るは当たり前、ひどいところは手が出るところもありました。
それに耐え、涙をこぼしながらも頑張って私たちの世代の人間は一人前になっていったものです。
それが、今は何でもすぐ辞める。それが美学みたいに語られる。
確かに、私も合わない会社にいつまでもいる必要はないと思いますよ。損切は早いほうがいい。
でも、それと社会不適応は別です。
本当に能力やコミュニケーション能力がない人間がSNS上だけ強気な発言をして運よく拡散されて勘違いをしているような気がします。
私も批判をされたり文句を言われたりする側ですので、このタイプの人間には頭を非常に悩まされます。
作中の話を引用させてもらうと、
「仕事をしていて、どうしてこの人はこんなにも仕事の基礎ができているのだろう、若いのに、と思う人が時々いる。
反対に、こんなに歳を重ねているのにどうしてこんなことすらできないのだろうというひともまた、いる。
この人たちの差は、厳しい人に出会ったかどうかです。
これは、半分は運です。でも、半分は実力です。
厳しい人がなぜ厳しいかというと、追いかけてくれないから厳しい。
仕事が出来ない人は厳しい人から逃げた。だから仕事が出来ないままここまで来てしまった。
仕事が出来る人は、厳しい人から逃げずにぶつかっていった。そうやって成長していくのです。」
これには非常に共感で、現代の若い子はSNSや転職環境が整ってしまったせいですぐ逃げます。
ここじゃなくてもいい。そう思って働いている人はすぐ逃げて、何も自分の糧にしないままキャリアダウンを重ねていきます。
会社側もすぐ辞めていくのは困るので、強気に出ることが出来ず人員のレベルがどんどん落ちていく。
私は非常に危惧しています。このままでいいのか。
うちのお店は外国のお客様もたくさん来ますが、韓国や中国の人たちの頭の良さを見てると本当に焦りますよ。
日本の若者は、このままじゃ確実においていかれます。
もちろん全員じゃないですよ、優秀な人もたくさんいると思います。でも、平均値で見ると確実に劣っている。
もっと、頑張らなきゃいけない。
私はこのように思っているので、スタッフには厳しく言います。
先日、アルバイトが2時間遅刻してきました。
私は辞められるのも覚悟の上で自分が思っていることを全て、言いました。
それに委縮したのか前より縮こまって彼は仕事をしていますが、これでいいのです。
上司が部下にビクビクする、言いたいコトも言えない指導もできない。
こんなのじゃいい店なんかできないし部下も絶対に育ちません。
私は今の自分があるのはこれまで厳しい環境で働いてきて鍛えられたからだと思っています。
焼鳥屋の時はもううんざりするくらい怒られました。
独立する料理長にはひたすらどやされ、店長には毎日キレられて、何度も何度も泣きました。
イタリアン時代はシェフにひたすら怒られました。
居酒屋時代は自分が店長だったのであれですが、今度は部下の扱いでとても鍛えられました。
こうした厳しい経験を経て、今があります。
このように書くと悪口みたいですが、とても感謝しています。
その証拠にいまでも皆さんと仲いいです。
しょっちゅうごはん食べに行くし、ときどき一緒に飲みに行きます。
嫌いだと思っていてはこのように出来ません。
確かに当時はうんざりする瞬間もありましたが、それもいい思い出です。
私は、このように怒るべきところはきちんと怒り、一緒に成長していきたいと思っています。
共に大変な思いをして、勝利の美酒を分かち合う。
温度差があるとそうはいきません。
私は現代っ子と呼ばれる世代にこの温度差を感じます。
よくさとり世代と言われますが、要は冷めていて、諦めているんです。
そんな熱がない人間に自己実現はできない。どんどん目標は下方修正され、こんなものでいいかと自分を落としていく。
私はそんなの嫌だし、自分を取り巻く人間は暑苦しくあってほしいと思っています。
中谷さんの本を読み返して、改めてそのように思いました。
私がフォローしている人は皆熱いです。
与沢さんも、西野さんも、河野さんも皆暑苦しいくらい。でもみんな楽しそうです。
私もそうありたい。これからもずっと。
以上、長々しく書いてすみません。

