2016年02月04日

権力が集中した組織は、必ず崩壊する@池上彰

88901059.jpg

私は国際情勢に非常に興味がある。

池上彰氏が定期的に著作で解説しているので、

欠かさずチェックしている。

今回読んだのはこれ。



Amazon
楽天

興味深い内容はいろいろあった。

私が一番注目したのは

中国、習近平国家主席の権力集中問題である。

中国の政治形態はご存じだろうか?

中国は共産党1党のみ、党員は8600万人に上る。

この組織を動かすのが約200人からなる”中央委員会”

その中の中心人物25人”政治局員”

更にそのうちの権力者7人”常務委員”

この中のトップが”国家主席”または”総書記”

というようにピラミッド型の構造となっている。

トップに圧倒的な権力が集中するのだ。

2013年に就任した習近平国家主席は、歴代の人とは違っていた。

これまでは引退して長老的な立場から権力を握る人や

様々な利害関係から国家主席といえど手を出せないなど

外部の監視役的な人も存在していた。

しかし習近平国家主席は、その人たちもお構いなしに切った。

それが、昨年の中国の大物連続逮捕である。

そして、権力は国家主席にさらに集中した。

残りの人間も、逮捕や失脚を恐れて動けなくなってしまうだろう。

これは、傾く会社と同じではないだろうか。

イエスマンしかいなくなってしまうのだ。

毛沢東時代にも、こんなことあったよな。

大躍進政策として行ったことは、結果経済の大混乱と

2000万人以上の餓死者を生んだ大失敗に終わった。

この時も途中で失敗だと気づいていたのに、言えなかった。

作物は枯れ果てているのに、虚偽報告で後戻りできなくなった。

この原因は、権力集中ではないだろうか。

権力集中により、下から意見がでなくなったのだ。

そうした組織は必ず間違いを犯す。

また中国は同じ轍を踏もうとしていないだろうか。

同じことは様々な組織にも当てはまる。

トップに権力が集中して組織の活気がなくなると

必ず間違いを犯す。

後戻りできない大きな間違いを犯す。

中国はわかりやすい例だ。

小さな組織ではこうした状態になっても気づきにくいから注意が必要だ。

あなたも気を付けることをお勧めする。

人が辞めるのは、よっぽどな理由がなければこうした理由が多い。

自分にとって居心地がいい人を評価するのではなく

組織にとって、有益な存在を評価しよう。

大躍進政策の失敗は、毛沢東はもちろんだが

それを失敗だとわかっていて止められなかった取り巻きのイエスマンにも

原因はあるのだ。

必ず反対していた人もいたはずだ。

この組織構造が、壊滅につながる。

あなたの所属する組織は、どうだろうか。


posted by 長谷川 諒 at 15:01| Comment(0) | 池上彰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

▲ページの先頭へ

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。